日記帳。
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無造作に。淡々と。遠慮も呵責も憚ることも怯むこともたじろぐことさえなく。ただ一片の迷いも躊躇も躊躇いも逡巡もなく。振り下ろす。事務的なまでに機械的な動作で。刺し貫き全体重をかけて押し通す。ごぼごぼと水を含ませたような鈍い断末魔がほとばしりあまりの耳障りさに持っていた短剣を喉に横一文字に薙ぎ払う。頚動脈を切断したのか勢い良く噴出した液体が顔にかかって不愉快さが募った。
手ごたえが浅いことに気づいたのは恥ずかしくも、恥ずかしくもこの瞬間であった。何たる無様。なんたる醜態。深く抉り、髄を骨を肉を絶つ。その重さすら、未だに捉え切れていないと、未熟な己を恥じる。
頬を掠めた刃の感触からして切れ味は相当鈍っている。
ざりざりと刃こぼれした刃が力任せに皮膚を噛み千切ったのを感じで痛いじゃないかと愚痴をこぼした。
走りぬきざまに股関節の部分から折りたたむように身体を前に倒し、手を突いて鯱のような体勢のまま脚を振り上げ相手の頭部を挟み込み、上半身をねじって力任せに振り倒す。仰向けに倒れたのを見届ないまますかさず肩にあたる部分を逆手で斬り飛ばした。耳を劈くようないやな声。いやな音だ。本当に。二度も聞くことになるなんて最悪だ。
奇声を上げながら残った最後であろう力を振り絞り喉元を食い破ろうとした首を事務的にしかし確実に刎ねた。
手ごたえが浅いことに気づいたのは恥ずかしくも、恥ずかしくもこの瞬間であった。何たる無様。なんたる醜態。深く抉り、髄を骨を肉を絶つ。その重さすら、未だに捉え切れていないと、未熟な己を恥じる。
頬を掠めた刃の感触からして切れ味は相当鈍っている。
ざりざりと刃こぼれした刃が力任せに皮膚を噛み千切ったのを感じで痛いじゃないかと愚痴をこぼした。
走りぬきざまに股関節の部分から折りたたむように身体を前に倒し、手を突いて鯱のような体勢のまま脚を振り上げ相手の頭部を挟み込み、上半身をねじって力任せに振り倒す。仰向けに倒れたのを見届ないまますかさず肩にあたる部分を逆手で斬り飛ばした。耳を劈くようないやな声。いやな音だ。本当に。二度も聞くことになるなんて最悪だ。
奇声を上げながら残った最後であろう力を振り絞り喉元を食い破ろうとした首を事務的にしかし確実に刎ねた。
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