「好い加減にしなさい」/宴 Date : 2009/07/28 (Tue) CM : 0 Category : 宴

遊飛ちゃんに、しこたま怒られた。
（好い加減堪忍袋の緒が切れたらしい）

「全部満遍なく均一に愛してる状態が一番ベストなんだって気づいた。」
「遅いわね。」
「んで、それを望まれてることも把握した。」
「かなり遅いわね。」
「常にニュートラルでいなくちゃいけないこともわかった。ドライブ一発大暴走。」
「事故ったの？」
「え…どうしようあたしクラッシュ？」
「むしろ相手をクラッシュ。」
「ど、どうしよう！賠償責任？罪状は？」
「詐欺と偽証…あと傷害？」
「ドキッ★詐欺師だらけの謝罪会見！…でもなんて言えばいいんだろう。」
「『生まれてきてごめんなさい。』」
「あぁ納得…しねぇ！むしろ怒られたよ！」
「もうやった後なの。冗談だったのに。『愛してごめんなさい。』」
「もうおこられ…まぁいいや。愛国無罪とかいう恐ろしい言葉がある…確か。類似品もあるはず。知らないけど。」
「我侭ね。」
「我侭です。ごめんね忍耐力無くて。でもいやだったんだ。言えなかったけど。ずっと黙っててほしかった。そのときが来ても自分で答えを出したかったんだよ」
「察してもらおうなんてむしのいいはなし。あんた何様なのよ。」
「ぐうの音もでません。大人になりたい」
「大事な玩具を手離したときほど餓鬼は大人になった気になるわよね」
「……泣きそう。いじめないでよへこんじゃう」
「色々サボったあんたが悪いんでしょう」
「（べっこり！）」
「自己完結して自分で腕を千切って逃げ出しておいて腕が痛いとかいうんじゃないの」
「にげだしたっ。」
「しかしまわりこまれた。」
「ぎゃんっ」
「諦めたふりしてすねていじけてないでさっさと飛ぶ準備始めなさい。」
「…………いや、だって、頑張ればなんとかなるって、」
「ならなかったんでしょう。飛び方まで忘れて蛆虫以下の存在になりたいの？」
「でもね、」
「全部許してもらおうなんて思わないことよ。あんたの責でしょう。」
「うぐ…」
「切れたものは仕方ないわ。でもいつまでも引き摺ってピーピー泣かれるのはうざいの」
「ぴ、ぴーぴーって…」
「何よ。異論があるの？」
「…一切合財いっそ清々しいほどに何一つありません」
「言いなさい。あんたの名前は何。」
「まつりや、」
「○○？」
「○○○！！」
「…そうでしょう？」
「ん。…じゃ、がんばｒ」
「だめよ。頑張ったら、誰も幸せになれないもの」
「……（こくり）じゃ、ぼちぼち。」
「急がば回れっていうでしょう」
「ゆっくり、ね…ん。ゆっくり。」
「で、私に言うことは？」
「ごめんねあいしてる」


怒られました。ごっつり怒られました。
しがらみ引き千切って飛べとはさすが生粋のエアライダー。惚れる。憧れる。

直接なんておこがましくて伝えられない。
わがままでごめんなさい。
うまくあいせなくてごめんなさい。
今更好きになってもらおうとは思わないけれど、いまでもそっとあいしてる。



…うわ痛い！痛いかゆい！
もう高○の愛○てるとかテレ○・テンの時の流れに○身をまかせとかいっそ創○のアク○リオンとか熱唱してくる。